昔は醤油の瓶の口などが白くなることはよくありました。
現代では通常流通しているものにはほとんど見られなくなっている白いもの「しょうゆ表面のカビ(白浮遊物)」
実際にしょうゆの表面に現れる白い膜や粒は、**産膜酵母(さんまくこうぼ)**と呼ばれる酵母の一種で、本来の「カビ(真菌)」とは異なるものです
🧫 産膜酵母とは?
- 塩分が高いしょうゆでは一般的にカビが繁殖しにくいため、表面に現れる白いものの多くはこの産膜酵母です。
- 人体に有害なものではありませんが、放置するとしょうゆの風味や香りが劣化する原因になります。
✅ 取り扱い方法
- 取り除く
ガーゼや布などでこし取り、白い膜をしっかり除去しましょう。 - 加熱処理をする
鍋に入れて火を通すと、風味を活かした料理の調味料として再利用できます。 - 保存方法を見直す
開封後は冷蔵庫で保存し、密閉容器やしょうゆ差しはこまめに洗浄・乾燥させましょうs-
もし「緑色や黒っぽいカビ」のようなものが見られる場合は、産膜酵母ではない可能性もあるため、その際は廃棄をおすすめします