お醤油の賞味期限はどれぐらいですか?

醤油の賞味期限は種類や容器の材質によって規定が異なり、以下のようなガイドラインが決められています。     
濃口醤油・溜醤油・再仕込み醤油=ペットボトル入 1年半、瓶入り 二年      
淡口醤油 =ペットボトル入 1年、瓶入り 1年半                 
あくまで開栓前なのでご注意を! 記期間は開栓前の数値です。開栓後は冷蔵庫に保管いただき、1ヶ月以内にお使いいただくことをお薦めします。醤油は空気に触れることや光の影響にって「酸化」してしまいます。酸化が進むと、時間の経過とともに少しずつ色が濃くなり、香りと味も劣化してしまいます。

賞味期限の過ぎた醤油は?

賞味期限が過ぎたからといってすぐに食べれなくなるわけではありません。そもそも賞味期限は「醤油本来の美味しさを味わっていただける期間」のことです。ですからすぐに食べれなくなるものではありません。賞味期限がきたお醤油は煮物などにお使い下さい。

白いカビのようなものが浮いてきた(サザとはなんですか?)

これは産膜酵母(さんまくこうぼ)と呼ばれるもので、例えば梅干の表面についている白い粉状のものなどの仲間です。 昔の醤油にはよく発生していたもので、ガーゼなどで濾して使っていました。この「産膜酵母」は、お醤油の旨味成分を食べていきます。ですから時間がたてばたつほど劣化していきます。最近の醤油の多くは防腐剤や保存料の添加で発生しなくなっていますが、無添加の醤油(当店もです)に関しては発生することが稀にあります。

「甘露」と「さしみ」の違いを教えてください

共通点はどちらも「さい仕込み」の「古式醸造」ということです。 一番の違いは醸造法が違うということです。「甘露」は本醸造で「さしみ」は混合醸造です。本醸造とは、大豆、小麦と食塩水で仕込む醸造法です。混合醸造は大豆、小麦、食塩水にアミノ酸液を混ぜて醸造する醸造法です。 当店の「甘露」と「さしみ」とではは「甘露」の方が「さしみ」よりもトロリとして甘味が強ですね。

「こいくち」と「うすくち」の違いを教えてください

濃口と淡口の違い 濃口しょうゆ 全国のしょうゆ消費量の約82%を占める、最も一般的なしょうゆ。塩味のほかに、深いうま味、まろやかな甘味、さわやかな酸味、味をひきしめる苦味を合わせ持っています。調理用、卓上用のどちらにも幅広く使える万能調味料です。 淡口しょうゆ 関西で生まれた色の淡いしょうゆで、全生産量の約15%を占めています。発酵と熟成をゆるやかにさせるため、食塩をこいくちより約1割多く使用。素材の持ち味を生かすために、色や香りを抑えたしょうゆです。炊きあわせやふくめ煮など、素材の色や風味を生かして仕上げる調理に使われます。